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学校教育課程

社会系教育コース

概要

 社会系教育コースは、社会科の教員養成を目標とするコースです。皆さんは、社会科はたくさんの知識を暗記すれば良い教科、というイメージを持っているかも知れません。けれども社会科の本来の目標はそうではありません。
 社会は多様な個性と背景をもって生活する人々によって構成されています。こうした社会の利害を民主主義のルールによって調整しながら、人間として尊厳ある社会を築いていこうとする人間(これを「市民」といいます)に必要な知識が、社会科という科目に集約されているのです。
 社会系教育コースには、地理・歴史分野(地理学、日本史・西洋史・東洋史)、公民分野(哲学・倫理学、法律学・政治学・社会学・経済学・経営情報学)、および社会科教育学というように、多岐にわたる分野があります。
 これらの分野は知識をつまみ食いするための対象として用意されているのではありません。「市民」を育成する教員になるには、社会の様々な問題に関する幅広い知識を習得するとともに、そうした知識を相互に関連づける思考力が必要となります。言いかえれば、皆さん自身が「市民」としてのものの見方・考え方を身につけることを通して、はじめて子どもに社会科という科目を教えられるようになるのです。

教育課程の特色
社会系教育コース

 教育課程を構成している各専攻分野は、それぞれの視点から社会に対する見方・考え方を追求しています。
 哲学・倫理学は、人間の思想や世界認識、人間の拠るべき行動規準を考えることにより、人間について根源的に問う学問です。人間社会の特徴を、空間的な場という観点から問う学問が地理学、社会の発展という時間的な観点から分析する学問が歴史学です。法律学・政治学・社会学・経済学・経営情報学は、多様な人間・集団・制度が社会を動かしていく仕組みをそれぞれの視点から分析することにより現代社会における生き方を問います。
 一方、社会科教育学は、こうした社会の見方・考え方を、子どもたちがその発達段階に応じて身につけるための方法を研究する実践的な分野です。
 このコースでは、1年次から学年を追って各分野のエッセンスを習得するとともに、4年次では希望する1分野を専攻し、少人数のゼミ形式の指導を通して専門的研究をおこないます。さらに深い専門的研究をめざして大学院へ進む道も開かれています。

社会系教育コース
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