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大学院に入ったら・・・
中田 有香 (教科教育領域 国語教育領域)
中田有香

 大学院は、教員になるための高度な専門性を身につける場です。学部生のころと比べて、みんなで質問や議論をしあいながら問題について検討していく授業が多く、そうした日々の授業の中で自らの考えを深めることができます。少人数でアットホームな授業が多く、みんな気兼ねなく発言しています。
 また、大学院にはさまざまな年齢や職業の人がいるほか、外国から勉強をしに来ている人もいます。そのため、これまで知りえなかった多くのことを学ぶことができると感じます。私の所属する国語教育領域には多くの留学生が在籍しており、学び合い、語らい、笑い合いながら楽しく過ごしています。新たに出会った大切な仲間との時間の中で、自らの世界の広がりを感じる毎日です。
 私たちは自らの研究や授業を通して、これまでできなかった貴重な体験をするといったとても充実した日々を送っています。みなさんもぜひ、大学院に入ってこうした日々を過ごしてみませんか。大学院は「もっと学びたい」という気持ちに応える、学び合いの場です。

松見 知明 (教科教育領域 芸術教育領域(美術)) 1年
松見知明

 大学院と学部の違うところは、自分のやりたい研究を集中的に取り組めるところにあります。これまでの自分の課題やテーマとゆっくり向き合いながら、落ち着いて勉強することができます。私は、ようやく、一つの素材やテーマを深めていく面白さに気がつき始めたところです。また、教員との距離が近いことで、日々多くのアドバイスをもらえたり、制作の姿勢を見て学んだりできます。
 授業は、専門の実技科目のほか、ディスカッションをメインとしたゼミ形式や、学生主体の実践活動などがあり有意義なものです。また、学生たちはとても仲が良く、学年を超えたつながりがあります。だから、お互いの学校生活や制作について容易に話し合えたり、手の混む作業には必ず誰かが協力してくれたりします。そういった良い雰囲気の中で、自分の専門性を高められることはとても幸せなことだと感じています。

上道 直哉 (教科教育専攻 数学教育領域) 2年 *4年次に教採合格
上道直哉

 大学院には、時間をかけてとことん話し合える仲間がいます。同じコースの仲間はもちろんですが、コースごとの人数が少ないので、それを超えた交流の中にも素敵な学びがあります。
 更に学部生の学習に「院生」として関わる中でも、学部生の姿から学ぶことがあったり、自分が学んだことを違った視点から眺めることによる学び直しができることもあります。
そして、「自分は大学院生なんだ」という緊張感や責任感を持って学び、動くことで自分を高めることができます。時には萎えてしまうようなこともあるかもしれませんが、そういう時に語り合える、励ましあえる仲間がちゃんといます。
 自分が生きることと隣の人が生きることは、決して独立な事象ではありません。高めあえる仲間と一緒に手を動かし、口を動かし、頭を回し、体を動かすことは大事な営みです。そして、その中で興味のあることをつきつめていくという贅沢な経験をするための環境が、この大学院には整備されていると思います。

見﨑 洋之 (教職開発専攻スクールリーダー養成コース) 福井市安居中学校 教諭
見﨑洋之

 教職大学院は、現場での実践の積み重ねや人と人とのつながりを大事に考えています。私は、新しい学校づくりをテーマに学んでいますが、院生のそれぞれが職場で取り組もうとしている課題について、ここに集まったみんなで力を合わせて研究していこうという雰囲気があります。また、温かい方々ばかりなので居心地も良く、時間を忘れて語り合うこともしばしばです。私は、合同カンファレンスや長期休業中の集中講座などを通して人脈も広がり、人と人との支え合いや語り合い聴き合うことの大切さを感じるようになりました。特に、異校種の先生や教員以外の方々との交流から新たな気づきが得られるのは、福井大学教職大学院の大きな特長です。
 私の勤務する福井市安居中学校では、同僚みんなが力を合わせて(新)安居中学校の開校へ向けて取り組んでいます。現在の本校は小中併設校ですが、平成24年度に中学校が独立・移転し、県内では3校目の教科センター方式の学校となります。小中併設のよさを残しながら中学校を独立させることや、小規模校における教科センター方式のあり方などについて研究を進めることは、前例が少なく課題は数多くあります。しかし、教職大学院で語り合うたびに、その解決のための糸口がいくつか見つかります。そして、その気づきを大切にしながら同僚と話し合う中で、具体的な提案が生まれ、実践が積み重ねられていくような気がしています。
 私たち院生は、自分の実践を振り返るとともに、毎回のカンファレンスを通して気づいたことを、必ず記録として残すこととしています。そして、長期休業中にはさらに長期的なスパンで振り返り、レポートにまとめていきます。このように文章にすることによって、自分の中に漠然とあるものが明確になり、次の一歩へとつながっていきます。この記録の集積を安居中学校の発展の証とすることができるよう、教職大学院での学びを通して研鑽を積んでいきたいと考えています。

内平 圭祐 (教科教育専攻 社会系教育領域) 1年
内平圭祐

 私は他大学出身で、この4月から福井大学大学院で学んでいます。また、教員免許取得プログラムを申請し、学部の授業も並行して履修しています。そこで、学部の授業と大学院の授業、双方を受けて感じたことを述べます。
 学部の授業を受けて感じたのは、「教員養成」という目的を指向した、質の高い授業がそろっている、ということです。すべての授業が教員養成という目的に沿って組み立てられており、先生方もさまざまに工夫した授業をなさっています。この半年に受けた中では、大教室でのグループ作業もあり、少人数での討論もあり、いずれも他者と協同し、コミュニケーションをとりながら考えを深めていくことができました。また、学生も意欲が高く、まじめに課題に取り組んでおり、お互いに教え合うこともよくあります。
 一方、大学院の授業を受けて感じたことは、高い専門性を持った先生方と身近にふれあえる、ということです。自分が受け身で情報を知るだけではなく、熱意を持って授業に臨むことによって、専門的な立場からの助言を得ることができます。このように、自分の専門性を高めたい方にとっても優れた環境といえます。
大学や大学院は、自分が目的を持てばそれに答えてくれる場です。私も目的を志向し、きちんと学んでいきたいと考えています。

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