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教科教育専攻
人材の養成に関する目的等
教科教育専攻の教育課程

21世紀の知的基盤社会に生きる力は、PISA(OECD生徒の学習到達度調査)のリテラシーに象徴されるような実践的探求的な学力であると考えられます。教科教育専攻では、教科専門の力を伸ばすとともに、リテラシーと人間力を育むためのカリキュラム開発を通じて、児童生徒の真の学力向上を支援できる教員の養成を目指します。

  • 教科教育専攻は8領域から構成されています。領域別専門科目と課題研究の履修および修士論文作成を通じて、教師に求められる高度な教科専門性と指導力を身につけます。
  • 必修科目「協働実践研究プロジェクト(PISA型、探究と体験型カリキュラム開発)」では、大学院生と教員による2年間の協働研究を通じて、児童・生徒のリテラシー形成と人間力育成を支援するための教科横断的なカリキュラム開発と授業プランの検討を行います。
  • 教育を深く考え、柔軟に発想する力を持ち、より高度な教科専門性と実践力を身につけ、教育現場での授業開発や協働研究において中心的な役割を果たし得る教員を養成します。

国語教育領域

国語教育領域

本領域には、国語科教育・国語学・国文学・漢文学・書道の5つの研究分野があります。教育内容は、各々の分野の専門知識・指導法を身につけるために「特論」「特別演習」の授業科目を基本とし、教育現場での実践力をさらに磨くための「教育実践研究」が開設されています。そして、入学時にたてた“研究計画”に即した「課題研究」と「修士論文」(作品及び関連論文)などによって構成されています。激動する21世紀の教育環境において、優れた国語教育及び書写・書道教育の指導力を発揮できる人材育成を目指しています。

社会科教育領域

社会科教育領域

今日、社会だけでなく学校教育も転換期にあると言えます。本領域では、この時代的要請にも配慮し、高度な専門知識と優れた研究能力を備え、高い教育的資質を持つ人材を養成するために、次の2方向から探求しています。一つは、歴史学、地理学、法律学、政治学、経済学、経営情報学、社会学、哲学、倫理学という学問分野から社会現象を分析・統合し、問題解決に寄与する資質を養うことです。もう一つは、これらの成果を踏まえながら、学校教科としての社会科を対象とする社会科教育学を研究する中で教員としての実践的な力量を形成しています。

数学教育領域

数学教育領域

数学を学ぶことは、それが人の必要とする多くの学問の基礎であり、また、高度情報化社会を生き抜く人材を育てるためにもますます重要になっています。本領域では、学校教育における数学と数学教育の高度な理論的実践能力を持ち、学校現場で優れた活躍のできる人材の育成に努めています。本領域には、数学科教育と4専門教科の5分野があり、大学院学生が大学で学んだことや現場で得た経験と知識を一層体系化し深化させていきます。更に大学院学生の問題意識に基づいた課題研究を最新の研究をふまえて探求し、その成果を修士論文にまとめあげます。

理科教育領域

理科教育領域

本領域には、理科教育学、物理学、化学、生物学、地学の5つの研究分野があります。各々の分野で、高度な専門知識や優れた研究能力ばかりでなく、高い教育的資質を持つ人材の養成を目指しています。少人数教育を基本とし、実験や観察を重視するとともに、他の研究機関や附属学校との連携を密にしています。また、教育現場での実力をさらに磨くために、「理科教育特論」などの多様な科目が開講されています。これらの成果は、修士論文にまとめ上げるとともに、教育現場で活かされています。

芸術教育領域

芸術教育領域(音楽)
芸術教育領域(美術)

本領域は「音楽」と「美術」の2つの分野から構成されています。
「音楽」分野では、音楽教育の進展のために学校教育や社会教育、生涯教育など広く社会に寄与する人材を育成することを目的に、音楽科教育・声楽・器楽・作曲・音楽学など各専門領域から音楽的、理論的、実践的研究を行っています。授業は少人数のセミナー形式、または個人レッスン形式で、経験豊富な教員による密度の濃い授業が展開されます。修士論文作成に当たっては、音楽科教育・声楽・器楽(ピアノ)・作曲・音楽学のいずれかに研究の焦点を絞り、指導教員から専門的な指導を受けることができます。
「美術」分野では、美術教育の理論と実践について高度な専門的知識と技能を備えた実作者の養成、並びに美術教育の実践を通して、それが本来持つべき創造することの喜びをいかに伝えるかという根本的な問いかけに真摯に対応出来る人材の育成を主たる目的としています。専門分野には、美術教育、絵画、彫刻、工芸、デザイン、美術史・美術理論の6つがあり、理論系の科目は少人数のセミナー形式による授業で、実技系の科目は制作を中心として実技の能力のより高いレベルへの向上を求めています。また地域との密接な関係の中で、大学院学生だけではなく、研究会等を通じて、現職教員、社会人等を含めた研究教育にも携わっています。

保健体育教育領域

保健体育領域

本領域では、保健体育教員として高度な専門的指導力を身につけた人材の養成を目的としています。授業科目は、保健体育科教育、体育学、運動学、学校保健の各分野で構成されており、教育実践の現状と課題を考慮しながら、より高度な保健体育・スポーツの理論と実践のあり方について教育・研究を進めていきます。

生活科学教育領域

生活科学教育領域(家政)
生活科学教育領域(技術)

本領域は「家政」と「技術」の2つの分野から構成されています。
「家政」分野では家庭科教育学、食物学、被服学、住居学、保育学、家庭経営学の6つの分野について専門的に研究を行っています。これら6つの研究分野の知識と技能を基礎に、家庭科教育に関する理論と実践を身につけた教育者、または研究者の育成を目指しています。
「技術」分野では、電気、情報、技術科教育の各分野の修学を基盤に、技術教育に関する理論と実践について、総合的、かつ専門的に研究を行っており、これらの教育と研究を通して、高度な教育実践能力と研究能力を育成し、技術教育の進展に指導的に寄与できる人材育成を目的としています。電気分野では光中心の各種計測技術、情報分野ではコンピュータの教育利用、技術科教育では技能習熟などを研究しています。

英語教育領域

英語教育領域

本領域では、英語教育の基盤である英語学・英米文学・ヨーロッパ文学の各分野について専門的理解を深めます。このような知識を基盤として、教科教育学(英語)に関する理論的研究を行います。さらに教育科学と連携した実践的研究を推し進め、これらを有機的に関連させて、高度な英語教育の理論と実践について教育・研究を行っています。担当教員の主な研究分野は、英語教育、英語学、英米文学、ドイツ文学、フランス文学です。修了者のほぼ全員が、中学校、高等学校、あるいは大学で英語教員として活躍しています。

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