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2014年度優秀教員に羽田野慶子 准教授が選出され、
3月6日に授与式が行われました。

(2015年3月6日)

 このたび、2014年度教育地域科学部・大学院教育学研究科優秀教員に選出いただきました。このような評価をいただきましたことを感謝申し上げますとともに、身の引き締まる思いがいたします。これからも引き続き、本学での教育・研究に力を注いで参りたいと思います。
 私の研究関心は、教育・生涯学習活動においてジェンダーがいかに構築されているかを明らかにしようとする「教育現象のジェンダー分析」と、教育・生涯学習活動を通じたジェンダー平等社会の構築はいかに可能かという「ジェンダー平等に向けた生涯学習社会の構想」の両面にわたります。最近の研究テーマとしては、「地域コミュニティにおける社会教育実践のジェンダー分析」というタイトルで、地方自治体における公民館活動、男女共同参画学習、まちづくり活動の各々について、1)学習プログラムの内容と方法、2)実践の担い手、3)地域コミュニティへの効果、について社会学的方法に基づくジェンダー分析を行う研究をすすめようとしています。
 このような研究をすすめるにあたって、大学での教育・社会連携活動は、研究の対象として、また実践の場として非常に重要な存在です。2010年度から発足した「福井大学EMP実行委員会」は、アクティブラーニング型授業の一環で誕生した大学生によるまちづくり活動団体で、これまで福井駅周辺の中心市街地をフィールドとする子どもや若者向けのワークショップを開催するなどの活動をしてきました。また、2011年度から開講している社会教育職員のための長期研修プログラム「学び合うコミュニティを培う」(2013年度より福井大学履修証明プログラム)は、福井市教育委員会生涯学習室との連携のもと、福井県内の公民館職員の方たちを主な対象とし、評価のエビデンスとなりうる社会教育の実践記録を書き上げる2年間のプログラムとして、4年間で40名余の受講生を迎えてきました。こうした社会活動・生涯学習を通じて、女性のキャリア形成や地域社会への参画をすすめるとともに、男性のジェンダー学習の機会とも位置付けられるような工夫を施し、地域社会のジェンダー平等に貢献できるよう、今後とも微力ながら邁進したいと思います。

【受賞理由】
 羽田野慶子教員は,学部地域科学課程人間文化講座所属の生涯学習担当教員として,ジェンダー ・社会教育・社会学といった専門分野に関する,授業や学生・院生の研究指導を行っている。教育面では,地域課題ワークショップをはじめ,特に地域と連携したアクティブラーニング型授業に積極的に取り組んでおり,その成果については学生の手による報告書作成や各種研修会での事例報告で公表されている。一方,研究面では,社会教育・社会学関連の著書・論文を公表すると共に科研費(基盤研究C:2014~7)にも採択されている。学会活動でも9月末に本学で開かれた「日本社会教育学会第61回研究大会」を開催校事務局長として主宰した。管理運営面では,運営組織専門委員会や新学類構想小委員会等の重要な学部内委員に加え,全学的にはその専門性も活かし地域貢 献推進センター室員として社会連携推進の面で活躍しており,自治体の各種委員会委 員や講習会講師も務めている。
 とりわけ社会教育専門職の養成に関しては,社会教育主事講習(金沢大学)講師を務めているほか,公民館主事等の長期研修である履修証明プログラム「学び合うコミュニティを培う」の実質的責任者として,企画・運営・実施・評価も行っている。
   以上の教育,研究,管理運営そして社会連携上の貢献を評価し, 2014年度教育地域科学部優秀教員として表彰した。

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