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卒業生メッセージ
山田 奈々恵 (教育地域科学部 言語教育コース 平成20年度卒業)
山田奈々恵

 私は、平成21年春に英語教育サブコースを卒業しました。現在福井県内の中学校で、教員として、忙しくも充実した毎日を送っています。
 最近、先輩の先生にこのようなアドバイスをいただきました。「よい授業ができるようになるには、2種類の方法がある。ひとつは、自分が学生の時によい先生に出会うこと。もうひとつは、よい同僚の先生に巡り合うことである。」私は、「学生時代によい仲間に出会うこと」もその要因の一つになると思います。
福井大学には、授業で英語教育等について学ぶだけでなく、夏休みのOEC(宿泊研修)や教育実習、多読プログラム、英語科教育懇話会への参加など、自分のスキルアップができる機会がたくさんあります。しかし、どんなに制度が整っていても、そのチャンスを活かすことができるかどうかは自分次第だと思います。幸運なことに、私にはこれらの活動を一緒にがんばってくれた友達や先輩、後輩がいました。学生時代に仲間と一緒に経験したことは、自分を成長させ、また今の自分を支える大きな柱となっています。
もしあなたが福井県で英語の教員を目指しているなら、ぜひ福大の英語教育サブコースの一員になってください。きっと教員として必要な知識や技術を身につけることだけでなく、素敵な仲間を見つけたり自分の人間的魅力を磨いたりすることができると思いますよ。

橋本 智恵 (教育地域科学部 芸術・保健体育教育コース 平成20年度卒業)
橋本智恵

 私は現在、小学校の教員として日々を有意義に過ごしています。
 実際に小学校の現場に出てみると分からない事ばかりで、毎日のように先輩の先生方に色々なことを教えていただきながら仕事をしています。  そんな私にとって、福井大学での生活は非常に大切な経験をすることのできた4年間でした。仲間や先生方との出会い、講演会や作品展などで様々な人の考えに触れた事、すべてが貴重なものです。
 中でも、在学中に教えていただいたのは自ら動くこと、学ぶことの大切さだと感じています。
 知りたい事、分からない事、やってみたい事は全て自分から動かなければ始まりません。その中には人とのコミュニケーションも含まれています。待っていては何も成せない。これから福井大学で学ばれる方々には大学という場所だからこそ、自ら向学心を持ち、目標に向かって歩んでいってほしいと思います。

乾 智子 (教育地域科学部 理数教育コース 平成20年度卒業)
乾智子

 大学を卒業し、教員2年目を迎えています。専門科目は数学で、小学校の担任をしています。福井大学には、それぞれのコースに専門の先生がいらっしゃって、多くのことを幅広く学ぶことができたし、専門の教科について深く学ぶことができたなと思います。また、探求ネットワークやオープンキャンパスなど、教育実習の他に子どもと触れ合う機会が多く、現場に出たときの戸惑いが少なかったなと思います。何よりも、多くの友人ができ、教育や授業について考えたり、話したりできたことが一番よかったなと思います。大学生のうちに多くのことを経験して、どんな教師になりたいのか考えておくとよいと思います。

益永 真由美 (教育地域科学部 言語教育コース 平成18年度卒業)
益永真由美

 昨年の3学期からクラスを任され、現在は2年生の担任をしています。副担任だった頃とは違って、生徒から相談を受けることが多くなりました。学級で何かを決める時、リーダーとなった生徒をどうやって引っ張っていけば良いのか、悩むこともあります。担任になってからは難しいと思うことの連続です。
 教員になろうと思った理由のひとつに、小中高から大学まで、私自身が良い先生に恵まれていたことがあります。もともと好きだったので大学では英語を専攻しましたが、休学して行った留学先で自分の英語が通じなかったことに愕然。どんなに勉強しても使えなければ意味がありません。子どもたちには使える英語を身につけてほしい、英語が使えると視野が広がることを知ってほしいと強く思いました。
 振り返ってみると、大学で学んだことは活かせています。不登校など問題を抱えた子どもを支援する「ライフパートナー」に参加した時、席に座らない子どもに対して子どもが座りたくなるように導いた先生がいました。こちらの要望を子どもに聞かせるだけではダメ、一歩引くことも大切なのだと思いました。子どもたちが楽しく授業を受けて、使える英語を身につけて卒業してくれることを目標に頑張っています。

平山 丈貴 (教育地域科学部 地域文化課程異文化交流コース 平成20年度卒業)
袖川絵美子

 大学では、英語を中心に英米の文化を学びました。英語でスピーチをしたり、留学生も参加する授業を受けたりと、語学はもちろん異文化を学ぶ機会がたくさんありました。公務員志望者へのバックアップもあり、県外から講師を招いた公務員講座などのサポートも充実していました。
 現在は福井市役所の市民課に勤務しています。主な仕事は戸籍や住民票などの郵送請求への対応です。遠方の方とのやり取りでは顔が見えない電話応対が中心になりますが、「丁寧に教えてくれてありがとう」とお手紙を添えてくださった方もいて、嬉しかったですね。英語で書かれた書類が送られてくることもあるので、その時には大学で身につけた語学力が役に立ちます。市役所には、国籍や民族の違うさまざまな人たちが訪れます。大学で異文化を専攻し、異なる文化を持つ、考え方の違う人々がいることを学びました。それが今の仕事で活かせています。
 福井大学では良い先生、良い先輩、良い友達に恵まれました。福井市役所にも福大OBの会「福応会」があり、先輩が多いので心強いです。目標は、今以上に仕事のスキルを高めること。小さい頃からたくさんの人に支えてもらってきたので、今後、市役所の仕事を通して恩返しができればと思っています。

細川 真里 (教育地域科学部 理数教育コース 平成17年度卒業)
細川真里

 福井大学のカリキュラムには地域の子どもたちと触れ合う機会がたくさんあります。このとき、教師には素直に見せてくれない表情や姿を見ることができます。教師となったとき、子どもの立場で教材を考え、反応や返答を予測しながら授業を組み立てるヒントにもつながり、とても役に立ちます。日頃から子どもたちと関わっていたという経験だけでも、非常に自信につながります。
 また、教育地域科学部は比較的学生数が少ないのですぐに仲良くなれます。模擬授業を行うとき、苦手な範囲を互いに補い合って解決していく経験ができますし、互いを刺激としながら、よい授業づくりに努めることもできます。さらには、卒業後も指導教授からアドバイスをもらったり連携したりすることもできます。
 教育実習や卒業論文などでは辛いこともありました。しかし、それを乗り越えた今、自分の考えた授業や研究を形にして実行し、振り返り、改善し、試行錯誤した結果を聞き手に正しく伝えるという訓練は、日々の授業作りの中で生きていると実感しています。大学で学んだ基礎・基本を糧に、今後も努力を続ければ、教師の思いは子どもたちに伝わると実感しています。

木原 由貴 (教育地域科学部 地域文化課程異文化交流コース 平成17年度卒業)
木原由貴

(写真は、SIT Graduate Instituteでクラスメートと)

 平成18年3月に卒業し、越前町国際交流協会に勤務後、アメリカ合衆国ヴァーモント州にあるSIT Graduate Instituteで国際教育学を学びました。今年(平成22年)5月末に卒業し、帰国。現在は、福井大学の学務部学生サービス課の留学生係で働いています。
より多くの人々に海外教育の機会を与えたい、自分が慣れ親しむ世界に閉じこもるのではなく、日本内外で多文化に触れたり自文化を見直したりしてほしいという想いは福井大学在籍中から持っており、大学での仕事は素晴らしいチャンスです。福井大学で学んだことの一つは、夢を実現させるためには、一歩一歩自分の足で進み、努力を怠らず、自分の手で変えていく、生み出していくことが大切だということ。この精神を忘れずに、大学、大学院、そしてこれまでの経験を活かし、福井大学、学生、地域のためにできることを夢から形にしていきたいと思っています。これから大学で学ぶ皆さんには、あっという間に過ぎてしまう4年間を大切にし、受身にならずに自ら求め、学び、自分にリミットをつけず、色々なことに果敢にチャレンジしていってほしいです。

安居 幸恵 (教育学研究科 数学教育専修 平成19年度修了)
安居幸恵

 教員として採用されてから15年目を迎えます。小学校での勤務が長かったのですが、5年前、中学校へ異動になり数学を担当することになりました。平成18年度、19年度は、勝山の中学校に勤めながら、県の研修制度で福井大学の大学院で数学教育を学ぶチャンスをいただきました。
 今、教育現場はたくさんの人からとても関心高く見つめられています。大学院での1年目、講義を受けていると、「これはあの場面のことだ」「うまくいかなかったのはこれが原因だ」など、わたしが、実際、学校で問題意識を持っていたことに結びつく内容と出会うことがありました。2年目はほぼ学校での勤務となりました。教育現場にはたいへんなことが確かにたくさんありますが、「よかった」と心から思えることも同じぐらいたくさんあります。成長していく児童や生徒のそばにいて、その成長を見たり感じたりできるからです。教師という職業は、ほんとに貴重な体験をさせてもらえる職業です。
 これから、大学を目指すみなさん!大学での生活は、自分で地図をかくことができます。高校までの学習とは趣が異なり、ひとつのことを深く勉強することもできるし、広範囲のことを勉強することもできます。大学は大きく手を開いて待ってくれている…可能性は無限です。もう一つ魅力的なことは、より広範囲な地域から集まってくる人たちや様々な分野で活動している人たちと出会えることです。出会えた人からたくさんのことを吸収することができます。
 これだけのことを感じながらも、今、大学、大学院での学びを終えて思うことは、「ああ、もっと勉強しておけばよかった」ということです。自分が望んだ分だけの学びを大学は提供してくれます。また、学ぶことは無限にあります。そういう意味で、大学での学びはとても魅力的ですよ。

脇本 裕之 (教育学研究科 数学教育専修 平成17年度修了/学校教育課程 平成4年度卒業)
脇本裕之

 中学で数学を教えて14年目になります。現在は、坂井市の中学校で数学を教えています。
 辛いこともあるんですが、教師になって良かったことは、やっぱり卒業式で泣けたことです。いろんなことがあって最後に泣けたというのは自分自身のバロメーターでいい思い出が作れた、そういうやりがいを感じることができたのが一番嬉しかったですね。また、教師の仕事というのはきっかけ作りも重要と思うので、答えしか欲しがらないような生徒になってもらいたくありません。一から十まで全部教えるんではなく、いろんな刺激を与えていろんなきっかけを作っていくことで後は生徒たち自身が前に進んでいけるようやっています。私も福井大の学部出身者なのですが、思い返すと大学での数学が一番面白かったですね。簡単には答えが出てこないので、ひたすら考えているプロセスが良いですね。中学・高校の数学とちがい、大学では答えがでなくても、その途中まででなんらかしら道が見えてくるというか、大学の先生方も答えに行き着かなくてもそこを評価してくれる部分もありましたし、そういう意味では本当に楽しんで勉強できたなと思いますね。受験生に対してのメッセージとしては、やっぱり「集中力」が大事かなって気がしますね。高校時代には、気がついたら明け方の3時、4時っていう時もありました。そう考えると集中できて楽しんでやってたのかなって気はしますね。それが高校時代に十分できると思いますから、そういう集中した中で取り組んでいける練習をするといいかなって気がしますね。

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