学校教育専攻の特色

  • 福井大学大学院教育学研究科修士課程は、平成28年4月、従来の学校教育専攻と教科教育専攻を一元化し、小学校教育に特化したコースを新設、これまでの教科教育専攻を生かした3つのコースと併せ、4コースからなる新しい学校教育専攻に再編しました。
  • 21世紀の知識基盤社会における生きる力は、PISAのリテラシーに象徴されるような実践的・探究的な学力であると考えられます。新しい学校教育専攻では、新たな学校教育の課題にかなう教職専門の資質と能力を身につけることに加え、高い教科専門性に基づいた実践的な授業づくりの能力と指導力を身につけ、学校教育における今日的な諸課題に包括的かつ柔軟に対応できる教員の養成を目指します。
  • 4つのコースでは、コース別専門科目と課題研究、修士論文に加えて、必修科目「協働実践研究プロジェクト」を設けています。

教育課程の履修例

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協働実践研究プロジェクト

所属するコースを超え、大学院生と教員が附属学校や地域の小・中・高校の現職教員と協働して、現場指導に取り組む実践的な活動や研究です。定期的、継続的な2年間の研究活動で、授業を想定した教科内容に関する知識を身につけること、授業計画力、授業実践力、教員としての協働性や課題探求力を身につけることを目標としています。このプロジェクトでは、大学院生は、基本的に自分の専門に近い領域のプロジェクトを履修し、豊富な実践事例を組み込んだ包括的なカリキュラム提案にまとめ報告します。

協働実践研究プロジェクトの具体例

  • コミュニティ学習支援
  •  数学的リテラシー
  •  問題解決リテラシー
  •  科学的リテラシー
  • 読解リテラシー
  • 21世紀に対応した教科カリキュラムの開発
  • 音楽科教育カリキュラムの開発
  • 鑑賞学習開発
  • 運動・スポーツカリキュラムづくり
  • ものづくり教育
  • 小中高連携による実践的コミュニケーション能力開発研究

専門性の高い授業実践力を育成するための連携チーム

大学院生がチームの中に参加することで、教科専門と教科教育相互の専門的知見のやりとりを通して、質の高い教材分析と学習の構想に参画することができます。

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支援事業を生かした修士課程の実践的カリキュラム群

教育現場のニーズに対応した授業力向上のための支援に加わることで、実践的なイメージが形成され、授業実践力を身につけることに役立っています。

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取得できる学位

2年以上在学して30単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および最終試験に合格すると「修士(教育学)」の学位が授与されます。

多様な就学者に対応した柔軟な履修制度

  • 大学院設置基準第14条特例
     現職教員をはじめとする社会人に再教育の機会を設け、その修学を支援するため設けられた教育方法の特例です。修業年限の全期間にわたって、勤務終了後の時間帯や土曜日、日曜日および長期休業期間などに授業の単位を修得し、課程を修了することができます。具体的には、指導教員と相談した上で履修計画を立てるため、学生個々で履修方法が異なります。
  • 履修学生制度
     職業を有しているなどの理由により、標準修業年限2年を超えて最長4年間で、柔軟に計画的に教育課程を履修する制度です。長期履修期間の授業料は、2年分を在学予定年数で分割して納入するため、入学前にあらかじめ申請する必要があります。

教育職員免許取得プログラム

教職に対して強い意欲を持った人に、新たに小学校、中学校、高等学校または特別支援学校の教育職員免許状取得の道を拓くものです。大学院の入学試験に合格した人のうち、このプログラムの履修を許可された人が対象となりますので、出願時に、別途指定の教育職員免許取得プログラム履修申請書を提出します。入学後の申請はできません。

このプログラムは、長期履修学生制度を利用して、大学院の教育課程を履修しながら学部の教員養成カリキュラムを履修するもので、履修期間は最短で3年です。授業料は、長期履修学生制度に基づき2年分を3年間で分割納入します。

こうして得た教育職員免許状取得の所要資格が一種要件であれば、本研究科修了後に専修免許が取得できます。

取得する免許状に必要な単位数(学部の教育課程)

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