研究集会・イベント

公開研究会(学体研プレ大会)の御礼

11月15日に行われた公開研究会には,多数の先生方や事業所の方、学生の方の御参会を得て,盛会のうちに終えることができました。
子どもたちの成長を願って行われている私たちの研究に対して,温かい御指導や御助言をいただきましたこと,お礼申し上げます。
皆様方からいただいた御意見等を参考にし,今後の研究に生かしていきたいと思います。
今後とも,本校のよりよい教育のために,多くの方に参加していただき,御指導・御助言をいただきたいと思います。よろしくお願い致します。

       

講演 内田匡輔氏                       全体助言 新井豊吉氏

       

公開授業                                         学部研究会

 

令和元年度 公開研究会(学校体育研究大会 プレ大会)
〈テーマ〉
分かる・できるを実感し、楽しさや喜びにつながる「運動」の授業づくり
(2年計画 1年次)
1 今年度の研究について
昨年度までの3年間、「子ども・大人が協働する学校生活づくり」のテーマで研究を進め、活動の中の子どもたちの姿を通して、主体的・対話的な学びが生まれるよう授業改善を行いながら、授業づくりで大切にすることについて協議してきた。その中で、主体的・対話的な学びを生む学習のサイクルや活動づくりの視点、教師の支援や各学部及び個々の子どもで見えた主体性、12年間のつながりなどが見えてきた。異能力・異年齢の集団(以下:縦割りの集団)で行う活動を通して、子ども同士の学び合いによる育ちを多く確認することができたとともに、個を大切にした授業づくりや支援について検討する必要性も分かった。そこで、学習指導要領改訂の方向性として挙げられている3つの観点から、今年度は「何ができるようになるか」「どのように学ぶか」の2つに着目し、育成を目指す資質・能力を念頭に置きながら主体的・対話的で深い学びを目指した授業づくりの研究を進めた。また、令和2年度に行われる「第59回全国学校体育研究大会 福井大会」の特別支援学校分科会を本校が担当することとなったこと、異能力・異年齢の学部集団で取り組んでいる各学部の「運動」が子ども主体で学びのプロセスを大切にした授業づくりやアセスメントに応じた授業設定などを意識した授業づくりとしてはまだ課題が多いことから、「運動」の授業づくりを中心に研究を行った。
2 各学部の取組

取組内容

主体的・対話的で深い学びを生む授業づくりを「運動」の中で実現するために、年間指導計画や単元構想図を作成したり、体育科はもちろんのこと、他の教科や自立活動も含めた評価規準を設定したり、児童自身と教師のそれぞれの評価方法を検討したりした。

生徒の発意に応じた活動展開の中で「主体的・対話的・深い学び」の実現を目指すために、生徒の思いや教師の願いのバランスを取りながら、どのような活動の構想及び支援、そのための準備をすべきなのかを、実践を通して検討した。

生徒の思いを大切にした活動内容や評価方法について検討した。また、豊かなスポーツライフを目指し、運動の楽しみややりがい、必要性を感じつつ主体的に取り組もうという気持ちを培うために、どのような活動設定や支援を行っていくかを生徒の変容を追いながら検討した。

3 学校全体での取組
事前研究会、夏季研究会、秋季研究会と公開研究会では、助言者・協力者の先生方を交えて活動や研究について協議し、自分たちの実践を理論として意味付けしてもらったり、療育や他の特別支援学校、他校種の教育の視点から本校の取組を見てもらったりした。学部を解いて行う縦割り研究会では、各学部の授業づくりや評価のあり方に対する悩みについて話し合ったり、小中高のつながりという視点で「運動」について考えたりした。

<全体概要>