9年生がつなぐ「附属の伝統」

先日、9年生が卒業しました。
卒業前に、9年生は、これまでの学びの価値を振り返り、後輩にその思いを伝えるため、様々なことを企画し、実行してきました。

まずは、7~9年生で小グループを組んで行った「附族タイム」。
理想の授業やテストの在り方などについて、教員を交えて語り合いました。
7,8年生のそれぞれの思いを聴きつつ、9年生が自らの経験を絡めながら学ぶ意味、探究する意味を探っていくような
素晴らしいファシリテートを行っていました。

そして3月4日には、前期課程の児童との交流会を実施しました。
附属『義務教育学校』の特色の一つに、前期とのつながりがあります。
今回はそれを体現してくれました。

さらに翌5日には、高志中学校に出かけ、学びの価値、探究の価値について、両者のアプローチの違いを踏まえつつ、学びの本質を見出すような熱い議論を交わしてきました。
この様子は新聞記事にも取り上げられています。

このように、自分たちが学んできたことを省察し、意味づけたり価値づけたりすることによって、自分たちの成長を感じるとともに、
附属の学びの意義を、経験をもとに後輩に語り伝える姿は、きっと後輩にも良い影響を与えていることと思います。