
地域実践演習
- 淺原 雅浩 Asahara Masahiro
- 専門分野:理科教育、有機化学、科学コミュニケ-ション
- 理科教育と有機化学を専門とし、2004年の着任以来、小・中・高等学校の理科教員養成に携わっている。地域の理科教育を支える中核教員(CST:コア・サイエンス・ティーチャー)の養成・支援や、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業での課題研究指導などを通して、学校・地域・大学をつなぐ教育実践を展開してきた。また、毎年小中学生対象のサイエンスキャンプ事業も継続している。
心理発達支援プロジェクト
- 廣澤 愛子 Hirosawa Aiko
- 専門分野:臨床心理学、特別支援教育
- 臨床心理学を専門とし、学校に居づらさを感じている子どもとその保護者への支援に携わっている。学校や教育現場における心理的支援のあり方を探究しながら、多様な子どもが安心して学び合える学級・学校づくりについて研究と実践を続けている。また近年は、福祉的なケアが必要な子どもへの支援に力を入れており、教育現場と福祉現場の専門家と共に、特別支援教育やトラウマへの配慮、さらにアートなど多様な観点を取り入れた心理教育的活動に取り組んでいる。
STEAM・総合探究
- 湊 七雄 Minato Shichio
- 専門分野:絵画、版画、アートマネジメント
- 絵画と版画表現を専門とし、国内外で作家活動を展開している。教育学部では絵画・素描・版画を担当するとともに、近年はSTEAM教育や探究学習に関する実践研究にも取り組んでいる。アートと科学技術、地域社会を横断しながら、「問いを生み出す力」や創造性を育む教育プログラムの開発を進めている。ノントキシック版画技法の研究や、NPO法人E&Cアートベースでの地域文化活動など、大学と社会をつなぐ実践にも力を入れている。
協働学習支援プロジェクト
- 遠藤 貴広 Endo Takahiro
- 専門分野:教育方法学、カリキュラム論、教育評価論
- 教育方法学を専門とし、評価を切り口にカリキュラムや教育方法について研究を行っている。教育実践に内在する評価の理論・構造に注目しながら、新しい能力・学習・評価の理論を踏まえた教育実践研究・教員養成・教師教育の方法や、平和で民主的な社会の実現に寄与する学習評価のあり方について独自の実践・研究を続け、教育評価の公共性の再構築に挑んでいる。
フラッグシップ大学プロジェクトを通じて
見えてきた新しい教育養成
つながる 響き合う 動き出す
「リエゾン型学びのネットワーク」という新しいコンセプトを提示し、
教員養成フラッグシップ大学指定を2022年に受けた福井大学。
どのような背景、経緯、発想のもとに、この新しいコンセプトは生まれたのか?
それは今、どのように実践されどんな成果を生んでいるのか?
フラッグシップ大学プロジェクトにかかわった教員たちが集まり、
指定に向けた取り組みや、今日に至るまでの試行を振り返りながら、
これからの教員養成にかける思いを語り合う。
迷路化した老舗旅館?

フラッグシップ大学に応募する作業に関わって最初に思ったのは、福井大学というのはまるで「増改築を繰り返してきた老舗旅館」のようだ、というものでした。それなりに評判の良い老舗旅館なんだけど、次々と新館や別館ができて複雑な迷路のような状態になっている。例えば私は、自分が担当する温泉設備のことは熟知しているけど、新しい客室のことは全然わからない。そんな感じでした。

その感じ、わかります、わかります。(笑)。

だから教員それぞれがどんな取り組みをしているのかを互いに理解しあうこと。互いにコミュニケーションをとって、旅館の全体像を把握すること。それをファーストステップにしようと。この第一歩が大変だったんですよね。

これまで福井大学がやってきたことの棚卸をしたわけですね。そこで留意したのは「増やさない」ということ。教員養成のために普遍的に身につけなくてはならないことと、新しい時代の中で必要になるもの(例えばAIリテラシーなど)があって、後者はどんどん増えていく。じゃあ足していけばいいのかというと、それでは卒業までに修得する単位数はべらぼうに多くなっていく。それは避けたい。

教員養成を最低限の教員数でやっている大学も多いですからね。
「増やさない」ために何をするか

私の場合は、新しいカリキュラムを「開発する」とか、やってきたことを「変える」というのではなく、やってきたことへの自分たちの理解を深め、意義を言語化し、それをわかりやすく他者に「伝える」という感じでした。

新しいものも入れるけれど、削れるものは削り、総量は増やさない。増やすだけでいいなら、設計は楽なんです。けれどどの大学も少ない教員数でやってますので、「あれもこれも」というモデルを出すと、できない学校も出てくる。だから極力新しい単位を作らない。これまでやってきたことを「理論と実践の往還」をキーワードに整理して位置づけ直す、そんな作業をやったのです。

福井大学はこれまでプロジェクト型学習や県やJICAなどと連携した研修システムなど、いろいろと新しい取り組みをやってきて、その実践を通じて、自分たちがやっていることはこれからの教員養成に必ず必要なものになる、という自負も持っていました。フラッグシップ大学で求められる要素も「うちではすでにやっている」という思いがあった。だからこれまで自分たちがやってきたことが、これから求められる教員養成プログラムにどう接続していくのかを、ちゃんと示すことに力を入れようと。

学生にも伝わるように、見えるようにする。そういうところで、このプロジェクトに携わった先生方は苦労なさったと思います。
理論と実践をつなぐ

福井大学には独自の実践科目がたくさんあります。ただそれに理論はきちんと追いついているか? 学生から見えるような科目構成になっているのか? このことは、フラッグシップ委員会からいつも指摘される。フラッグシップ大学のプロジェクトは、そんなことを考え直すきっかけになったと思います。

「理論と実践の往還」が大切であることは、みんな知っていると思うんです。でも、それをほんとうに実現するのはなかなか大変。絵に描いた餅に終わらないよう、本当に食べられる餅にする工夫が必要だなぁと常々感じます。学校現場で行う子どもへの支援(=実践)と大学で行うケースカンファレンスや講義(=理論)が、学生さん自身の中でつながるよう学びの環境を設計していくことにこれまでもエネルギーを注いできましたが、今回は特に、それを「見える化」する作業に取り組みました。

廣澤先生が担当している科目では、学生は理論を意識しながら実践ベースで学んでいますよね。またその学びを学生同士で共有する機会もある。これはとても重要なことだと思います。これを私は「自己省察と協働省察」と捉えています。こういう工夫を取り入れることで、カリキュラムを増やすことなく学びをカバーしていける。「地域実践演習」でもそのスタイルを取り入れたところ、学生からは「他者の実践経験を共有することで学びが豊かになった」という声も聞こえてきました。これまでのように「課題を与えました・実践しました・自分でレポートを書きました」…というやり方では得られなかった成果が生まれていることを実感しています。

以前だと「あいつら何かやっている」みたいに他人事として傍観していたんですね、学生も、教員も。それがフラッグシップをきっかけに、学生は学びを共有することに、教員は他の科目ではどういうことをやっているかということに意識が向かうようになってきた。自分が担当する科目の「こういうところが他の科目とつながる」「結びつく」ということを意識して授業する、そういう機会が増えてきている。学生が4年間で学ぶカリキュラムの中のいろんなものがつながるようになってきたように思っています。
リエゾンというコンセプト

「つながり」というのは、フラッグシップ大学に向けた私たちの重要なキーワードですね。福井大学だけじゃなく日本の教員養成のプログラムって全体的にちょっと膨れ上がっている。良いと思うことを教える側がそれぞれどんどん増やしていって、いわば栄養過多の状態になっている。やはり、誰がいつどこで何をあげているのか、それをお互いに知る必要がある。それが「つながり」なんだと。私たちはフラッグシップ大学の応募にあたって打ち出した「リエゾン型学びのネットワーク」というコンセプトは、こういう「つながり」という考え方から生まれたんです。

私の専門は化学なんですが、今思い返すとリエゾン型の学びだったと実感したのは工学の分野でした。 ある事柄について、この先生はこう教える。あの先生は違う教え方をする。片方だけを聞いていると、ぼんやりとしか分からないが、両者の教えを聞くことでトータルとして理解できる。化学の世界ではよくあることなので、教育学でも同じなのだと理解しました。ある科目がポツンとあって、それだけをこつこつと身に着けるよりも、そこに他の科目が重なることで学びをさらに深めていけるのではないかと。

その重なりやつながりに気づくことの背景に、教員自身にリフレクション(省察/ふりかえり)の姿勢があるように感じます。リフレクションは先の「理論と実践の往還」を実現するポイントにもなっており、学習者自身が学びの経験をふりかえることで概念化する作業を意味しますが、それは頭で考えるだけでなく、奥の深い身体的なものでもある。これを学生に提供していくためには、教える側のリフレクションや、学生の学びの環境を設計していくための教員同士の連携・協働も求められます。私が担当している科目では、教える側のスタッフは10人ほどいてそれぞれの専門性を持っています。違う分野の教員が集まって話をし、リフレクションしながら協働していく。簡単なことではないですが、これこそが、学生の学びの環境を下支えしています。

新たに作ったフラッグシップ科目もそうですが、福井大学では教員がチームで行う授業が多い。他大学の人たちからすると「打合せしないといけないので時間を取られる」「一人でやるほうがいい」という反応が返ってくるように思います。けれど私としては、自分がやってきたことっていったい何なのかを振り返る絶好の機会なんですね。
既存の科目で満たされていた7つの重点課題

「子供の学びと教師の学びは相似形」と、文部科学省が最近よく言うようになってきましたね。考えてみれば、私たちのように教師になる人を支える側が協働できていないのなら、学生もまた協働を学べない。今もいろいろと問題はありますが、教員が対話をして新しいものを作っていく動きは確実に大きくなっている実感はあって、それが学生の協働にもつながり、将来的にはこれからの子供たちの協働にもうまくつながっていってほしい。そんな希望を抱いています。

今回私たちが新たに開発・開設した先導的な教職科目「フラッグシップ科目」についてお話しますと、文部科学省から提示された「7つの重点課題※」と、それまで私たちがやってきた科目を一つ一つ照合させる作業を行っていきました。課題Aはこの科目で実現できる。課題Bはあの科目とあの科目でできる…というように。既存科目で7つの重点課題のほとんどは満たせたのですが、一つだけ残ったのがSTEAM※※でした。「重点課題⑤」に科目名として明記されていたからです。
※令和の日本型学校教育を担う教師育成における7つの重点課題
- 学習者(子供)中心の授業デザイン・学習活動デザインへの理解増進、ファシリテーターとしての意識向上
- 教育学・学習科学に基づく省察的実践を通じて学び続ける教師としての意識・態度の育成
- 学習者中心の視点に立った教職科目体系の見直し
- 教師・保護者・地域・専門家等と協働する態度や、協働できる組織マネジメントの資質・能力に育成
- 教育データサイエンス・STEAM教育を先導する人材の育成
- 障害のある児童生徒(ギフテッドを含む)、外国人児童など、多様な背景を持つ子供への理解・対応力
- 学部と教職大学院の一体的な教員養成カリキュラムの検討、現職教員研修との連携の在り方の検討
※※文部科学省「STEAM教育については,国際的に⾒ても,各国で定義が様々であり,STEM(Science, Technology, Engineering,Mathematics)に加わったAの範囲をデザインや感性などと狭く捉えるものや,芸術,⽂化,⽣活,経済,法律,政治,倫理等を含めた広い範囲で定義するものもある。STEAM教育の⽬的には,⼈材育成の側⾯と,STEAMを構成する各分野が複雑に関係する現代社会に⽣きる市⺠の育成の側⾯がある。各教科等の知識・技能等を活⽤することを通じた問題解決を⾏うものであることから,課題の選択や進め⽅によっては⽣徒の強⼒な学ぶ動機付けにもなる。」https://www.mext.go.jp/content/20240401-mxt_kyouiku01-000016477.pdf

しかし福井大学の教育学部では教科横断的な「課題探求プロジェクト」をはじめとするSTEAM教育的な授業は、もうすでに実践していたんですね。

さきほどの「科目を増やさない」という話とも通じるのですが、7つの重点課題に対応するような授業を、ずっと積み上げてきた。だからフラッグシップ大学指定に臨んでも、「新科目を立ち上げよう」というのではなく「この科目のこの部分を少し強化しよう」という対応で大丈夫だと考えたわけです。
1科目で複数の目的を満たす

たいていの場合1科目1目標なんですが、私たちの場合は1科目で複数の目標達成ができるようにプログラムを設計することで、科目数の増加を極力抑えました。結果的に新設したカリキュラムは5科目7単位に抑えました。ただ、他大学が私たちのプログラムを導入する際には、達成すべき目標をしっかり意識して授業を行ってもらわなくてはなりませんが。

科目数が少ないほうが他大学も導入しやすい。本当の意味での新科目は「STEAM・総合探究」これひとつに抑えることができました。けれど一方で、もとからあった既存科目を手付かずにしたわけではなく、全部内容を棚卸して、新たに組み直していきました。

それが大変でしたよね。
メタ視線でプログラムを編集

カリキュラム全体として達成できるもの、その姿を想像しながら、個々の科目を担当する先生方と内容や時間配分を調整していく。自分の担当している授業だけでなく、他の科目との有機的なつながりを俯瞰しながらの作業でした。

ここでも「つながり」がキーワードでしたね。

文科省の評価への対応も苦労しました。例えば7つの重点課題の中の「多様性への対応」という課題。私たちとしては「全体として担保される」という認識でしたが、文科省的には「どの授業のどこで担保されるのか?」が評価基準になっている。

文科省が掲げる7つの重点課題が示す学習の理論は、一つ一つは新しいものなんでしょうが、それをチェックし評価するシステムは古い学習観に基づいたまま。様々な科目が有機的に連携することで、全体として実現/達成できる7つの重点課題ですが、それを「一科目一目標」的な古いやり方で評価されてしまうところが大変でした。

そうなんですよ。そのあたりのテクニカルな難しさというのはありましたね。

日本の大学の制度が前提にしている学習理論って、15コマの多様な授業を揃えることで目標を一つ一つつぶしていくようなもの。これは新しい学習科学の理論からするとおかしなことなんです。

これまでの制度に即して評価しなければいけない立場の人たちとも、コミュニケーションをとり納得を得ながら、一つ一つ階段を昇っていったというか……

一緒に歩んでいるうちに、やはり国もどういうやり方がいいのかを手探りしているのだな、ということが分かってきました。上から「やれ」というのではなく「一緒につくり上げていく」、そんなふうに関係が変化していったように思います。
コンピテンシー・ベース

最近、国は「コンピテンシー(資質・能力)ベース」という言い方をしています。従来の知識をインプットすることに主眼を置く「コンテンツ(内容)ベース」へのオルタナティブとして提案された概念です。コンピテンシー・ベースでは、知識をどう活用して課題を解決するかというプロセスに注目する。そこでは一個一個の知識を積み上げることよりも、いろんな知識や技能が総合的に結びつきそこで発揮される資質や能力が重視される。この観点から言えば、一個一個の科目の当否ではなく、カリキュラム全体を通じて育まれるものに着目しなくてはならないはずなんです。

科目というブロックがあって、それを一個一個積み上げていけばビルができる、というイメージが以前の学習観のイメージだとすると、コンピテンシー・ベースの学びは違う。

そうなんです。この学習観は、ブロックを積み上げるという分かりやすいイメージでは語れない。だから伝えにくい。

コンピテンシー(資質・能力)というのは見えにくいけれども、それがあるとAという問題に対してもBやCといった状況に対しても対応できる、その根本にある能力。それを育てよう、というイメージでしょうか?

そうですね、汎用性という面も確かにあります。また主体性という面もあると思っています。つまり知識や技能というのは、人から与えられて身につくようなものではなく、いろんな人と協働して探究する中で、学習者が主体的に形成していくものだという考え方です。講義で教員から教えてもらうだけで形成されるものではない、と。

一方的に教えられる授業、ひたすら暗記してテストするような授業ではない。学校現場に出て、人と関わる。そこからどうしたらいいかを一緒に考えて作っていく。一個しかない正解を見つけるのではなく、どうすればいいかを考えていくような授業。福井大学にはそんな授業がありますよと、高校生にアピールしたいですね。
リアルでしか学べないこと

多くの人がコロナの時に気づいたんじゃないかなと思うんです、一方的な講義だったらYouTubeみたいなオンデマンドでできるってことを。ならば「リアルタイムでないと学べないものって何なのか?」と、それが問われる時代になったんです。リアルタイムでないと学べないこと、それこそ授業時間にやらなくてはいけないことなんだと、教員も学生も気づいてしまった。10年ほど前から「単位の実質化」ということが言われていますが……

90分の授業につき2時間の予習、2時間の復習。これを半期行うことで2単位となる、という基準ですね。

そうやって授業と授業の間で、学生が自ら行う学びをいかに充実させるかを考えて、授業を作っていかないといけないと、コロナ後は皆さん自覚的になってきたように思います。昔なら「あの先生は宿題が多い」ということになるんでしょうが(笑)

オンデマンドでできることって、結構ありますからね。だから逆にリアルでしか学べないことが注目されるようになってきた。

講義が大事じゃないと言っているのではなく、いつ何を伝えるか。全体における位置づけやタイミングをちゃんと考えねばならないということをより強く意識するようになったと思います。
共創する専門職へ

フラッグシップ大学のプロジェクトを通じて、皆さんそれぞれ自分の中で何かが変わったという実感ってありますか? 私は実技の教員なので、これまでは実技の授業ばかりやってきた。それが他の先生と共同で授業を見直したりしていく中で、アートの可能性を改めて確信することができました。STEAM教育を含め、もっと他分野との協働で活かしていくことができると、ちょっと楽しくなってきています。

何名かの先生たちと一緒に科目を見直し、科目間のつながりを見直していく作業の中で、自分の中の世界観が広がってきたと思います。全体のバランスを見ながら「この先生がここでこういうふうにやっているんだ」「ならば自分はこうしよう」と。「孤立する専門職から、共創する専門職へ」とは、福井大学フラッグシップのコンセプトですが、まさにそのことを実感しています。

私は自分が担当している科目について、これまでは、他の教科の先生方にはあまりお伝えすることがなかった。受講している学生の役に立っておればそれでいいと。けれど自分がやっていることを分かりやすく人に伝えること、その大事さを痛感しています。それによって、他の科目とのつながりが見えてくるし、課題の共通性も見えてくる。今回のプロジェクトはそんな気付きも、もたらしてくれました。

こういう取り組みでは、「みんなでベクトルを揃えましょう」「同じ教育観でやりましょう」というようなことがよく言われるんですが、実は私には違和感があります。それは教育の自由も大切にしたいという思いがあるからです。何をよい教育とするのかという教育観は教員一人一人違っていい。その多様性や複数性は保ちながら一緒にやれることを探っていく。教員が自らの理論と実践を互いに交流させることで、響きあうものや「つながる」ものが見えてくるなと、このプロジェクトを通じてリアルに考えるようになりました。「リエゾン」することの切実感を、身をもって実感できるようになった数年間だったなと思っています。