倶楽部アルスター(Klub Alster)

倶楽部アルスターの紹介

 倶楽部アルスター(Klub Alster, 略してKAter)は、二つの同窓会を一つにまとめたクラブです。1)一つはハンブルク大学ドイツ語サマースクールの同窓会 2)もう一つは福井大学教育地域科学部ドイツ語圏文化研究室の同窓会です。ドイツ語やドイツ文化を学んだ卒業生の親睦を深め、ドイツ文化への知見を広げるためのクラブです。またハンブルク大学との交流をさらに活発にすることも、このクラブの目的の一つです。
 アルスター(Alster)は、ハンブルク市の都心にある美しい湖の名前で、ハンブルク大学から歩いて20分ほどで行けます。福井とハンブルクの更なる交流を願って、クラブの名前としました。ちなみにハンブルク大学から福井大学に留学したドイツ人学生は2007年の時点で合計37名を数え、2007年8月にハンブルクで同窓会が結成されます。その名前は「越前会」。二つの同窓会「倶楽部アルスター」と「越前会」は、福井とハンブルクの交流の架け橋として、これから要の役割を果たすことになります。

 福井大学教育地域科学部とハンブルク大学人文科学部アジア・アフリカ研究所は、1995年に学術交流協定を結びました。それ以降、学生や教員の間で活発な交流が続いています。
 その一つが、毎年8月の1ヶ月間、ハンブルク大学アジア・アフリカ研究所で行われるドイツ語サマースクールです。受講生は学生寮に泊まり、ドイツ語を集中的に学びます。語学学習だけでなく、リューベックなど近くの町への遠足やコンサートなど文化プログラムも盛り込まれており、ドイツ文化を自分の眼と脚で体験できるよい機会となっています。このサマースクールの特長は、日本人の受講生二人にドイツ人チューターが一人つき、ドイツの大学生と友達になれることです。福井大学に留学したハンブルク大学生は、みな福井からの受講生のチューターを務めています。
 サマースクールは2001年から始まりました。2008年まで8年間に、福井地区から合計51名の学生が参加しています。福井大学から33名、福井県立大学から18名です。倶楽部アルスターは、両大学のサマースクール受講生の同窓会です。

2)福井大学教育地域科学部ドイツ語圏文化研究室同窓会

 ドイツ語圏文化研究室は、教育学部情報社会文化課程情報コース(後に教育地域科学部地域文化課程異文化交流コースに改組)でドイツ語・ドイツ文化を学んだ最初の卒業生を1992年に送り出してから、2008年までに、合計28人の卒業生を送り出しています。彼らもハンブルク大学に留学したり、サマースクールに参加しており、ハンブルク大学と強い絆で結ばれています。倶楽部アルスターは、サマースクールの同窓会であると同時に、福井大学のドイツ語圏文化研究室で学んだ卒業生の同窓会でもあります。