学級演劇ストーリー②
学級演劇の脚本をつくるための原作本選びが各クラスで行われています。
A組は、厳選された7作から絞り込もうという段階。監督の思いは、多数決という安易な方法ではなく、クラス全員の思いが、言葉にして十分に語られた状態で決めたい。そこで、ディベートをすることに。勝敗のためではなく、合意形成のための舌戦が始まりました。

B組は、最終選考に残った9作から、さらに絞っていくためにプレゼンテーションを行っています。話しているプレゼンター、聞き手のクラスメイト、静かな空間で、みんなの表情は真剣そのものです。

C組も最終選考に差し掛かっているところ。四役から、改めて原作本を選ぶ視点が共有されました。その原作を使って、心を揺さぶる演劇ができるのか。自分たちが表現したいのはもちろんだが、表現を受け取る側の気持ちに寄り添える内容になりうるか。選考漏れした原作をどうしても検討してほしいと粘る人。選考した意味がないと反対する人。みんなの思いを汲みつつ、前に進めなければと葛藤する四役。

どのクラスでも、最高の演劇を創るために熱い展開が始まっています!!