2024年10月25日
嶺南地域教育プログラム「嶺南地域学B」
2024年9月27日、嶺南地域教育プログラム2年次必修科目「嶺南地域学B」で、学生5名がおおい町にある若州一滴文庫にて実習を行いました。
おおい町教育委員会事務局学校教育課長より、おおい町の教育に関する概説を受けた後、学芸員さんより「直木賞作家 水上勉とふるさと福井」と題して、レクチャーを受けました。午後からは、学芸員さんの解説を受けながら施設見学し、意見交換を行いました。
学生からは「水上勉が自分の人生や社会のありようについて非常に深く考え、自ら様々な働きかけを行ってきた人だったということが分かった。しかし、私は自分が住んでいる地域の近くにそのような人がいたことや、若州一滴文庫があったことを知らなかった。(中略)まずは子どもたちにもそのことを知ってもらうことが大切なのではないかと考えた。」、「水上勉氏は「 本は読まれなけ れば意味がない」とし、学術的価値すらある自身の大切な書物を誰にでも開放している。 この施設の小学校での活用方法を検討する。小学校5・6年生では、 郷土の良さや課題について探究していく学習が展開される。事後学習では、体験学習したことを振り返るだけでなく、若州一滴文庫に人を呼び込むためにどうすれば良いか など、ふるさとの探究学習に繋げていくことができるのではないか。」などの感想があがっていました。
(研修会場:茅葺館に向かう) (学芸員さんのレクチャー中) (くるま椅子劇場にて)