令和4年度入学生メッセージ

  • 大学に入学してから、母校に教員となって戻りたいという気持ちが強くなりました。この夢を叶えるためにも嶺南地域学をはじめとした専門知識を身につけ、様々な人と協働・探究していきたいです。
  • 私は嶺北出身で、嶺南地域のことについて分からないことが多いので、後期から始まる講義で嶺南地域の歴史や現状を学んでいきたいと思います。嶺南地域の教師不足や若者の流出などといった問題解決に少しでも役に立ちたいと思っています。目標は嶺北で生活してきたからこそ気づくことが出来る嶺南地域の魅力を子供たちに伝えることです。そして子供たちに身近にありながらも気づいていなかった地元の良さを再確認してもらいたいと思います。
  • ずっと夢に見ていた地元の嶺南で教員として働くために一生懸命頑張りたいです。
  • 嶺南地域の良さや課題などをこのプログラムを通して学んでいくことで、自分自身がもっと嶺南に愛着を持ち、生徒に嶺南を好きになってもらえるような授業をつくっていきたい。また、嶺南のいいところだけではなく、課題や改善点も見つけることで、どうすれば解決していけるかを生徒とともに考えていけるような授業をつくるために、嶺南の課題についても学んでいきたい。
  • 嶺南地域に恩返しができるように立派な教員になります。
  • 大学入学前課題をして、嶺南には私の知らないことがまだまだあることを知りました。これから4年間を通して嶺南地域の課題や魅力を学んでいく中で、嶺南の学習には何が必要なのか、嶺南の題材をどのように使いどのように伝えれば子供たちにとって有意義な学びになるのかを考えていきたいです。
  • 私は嶺南地域の特色を生かした授業づくりを行いたいと思っています。そのために、嶺南地域の特色について深く学びたいです。私は嶺南出身ですが、自分の地域以外のことには詳しくないので、自分の地域以外のことについて学びたいです。
  • 私は地域教育に興味があり、大学生活様々なことがある中でも、特に熱量を持って、プログラムに取り組んでいきたいと考えています。
    具体的に嶺南地域学A.Bの授業では、地域に目を向け、将来子どもたちが学び育つ環境を知ること、さらには地域素材の教育化を意識し、将来につなげたいです。
    嶺南の特色や教育について直接見聞きし、実地体験が行えるこの環境は、私の学びたいことそのものであり、とても恵まれていると感じます。この充実した環境を最大限生かし、学びの多いものにしていきたいです。

大学および地域からのメッセージ

上田 孝典 福井大学長

本学は全学部を挙げて卓越した高度専門職業人の育成を行っています。現代社会ではより高度な専門性が求められていますが、高度になればなるほど専門職は、分業化や細分化が進み、多職種との連携能力が問われています。
本学では嶺南地域の協力得て、嶺南の地域づくりプロジェクトを多職種連携で実施します。その中心の一つは教育であり、将来の教師たちの取組です。嶺南地域から教師を目指す皆さんには、新しい専門職育成の中心的役割を期待しております。

山本 博文 教育学部長

子供たちが育ってゆく地域を知ることが先生になる第一歩です。地域にはそれぞれ、歴史や自然、社会があります。子どもたちは地域の人たちに見守られ、地域とふれあい、学び育ってゆきます。地域の理解と協力なしに子どもたちの「生きる力」を育成することはできません。今一度、地域に目を向けてみてください。福井大学教育学部では令和4年度より嶺南地域教育プログラムを開設し、嶺南地域の魅力を将来につなぎ、教育を支えていく教員を養成します。

豊北 欽一 福井県教育長

福井県では、子どもの主体性を大切にした「個性を引き出す教育」や子どもが知的好奇心や探究心を持ち「学びを楽しむ教育」、そして地域に貢献しようとする心を育む「ふるさと教育」を推進しています。
嶺南地域(2市4町)には、現在、41の小学校と14の中学校、5つの県立高校と2つの私立高校、2つの特別支援学校があり、現在約1,300人の教員がこうした教育を担っています。
福井大学における「嶺南地域教育プログラム」で学んだ皆さんが、郷土に誇りと愛着を持つ教員となり、嶺南地域の未来を担う人づくりに貢献されることを多いに期待しております。

上野 弘 敦賀市教育長

嶺南地域の教育、歴史、伝統文化、そして自然等に深い理解を有する方が、この地域の教員となることにより、ふるさとの素材を活かした学習が充実し、ふるさとに誇りや愛着を持った子どもたちの育成が期待されます。
次代の教育を担う自覚を持ちながら、地域の教育力向上に貢献されることを心から願っています。