小さな命との出会いと別れ – 福井大学教育学部附属幼稚園
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みんなの広場

小さな命との出会いと別れ

2025.9.24

           

9月の初め頃、素敵な出会いがありました。年少保育室の外にあるおひさまテラスのバジルの葉に、うにょうにょと動く1つの影が!

「これは、何?」「虫だけど・・・何の虫なの?」

子ども達から、ハテナが生まれます。そこで、みんなの時間に、この虫は何者なのかということを話し合いました。すると、イモムシじゃないかという意見が出てきたので、しばらく部屋で飼って様子をみることにしました。

 

よく観察してみると、イモムシの裏側に、黒い点がたくさん!またまたハテナが出てきます。「葉っぱにくっついてるから、足だよ。」「黒い丸だから、目かもしれない。」いろいろな意見が出ます。触ると、ぷにぷにして、なんとも気持ちがいい!子ども達は、イモムシの虜です。

しばらくすると、イモムシの形が変わり、動かなくなりました。どうなってしまったのでしょう?子ども達は、心配そうにしていました。すると、ある子が「これは、からなんだよ。イモムシがチョウチョウに変身するんだよ。」と教えてくれました。

サナギの間も、子ども達は毎日観察をし続けます。「あれ?なんか色が変わってきたよ。どうしてかな?」

 

9月20日(土)の朝、ついにアゲハチョウが羽化しました。

 

9月22日(月)に登園した子ども達は、チョウになったことを喜び、じっくり観察していました。図鑑で調べてみると、どうやらアゲハチョウらしいということが分かりました。

けれど、時間が経つにつれ、なんだか元気がなくなっていくチョウチョウさん。「花も水もあるのに、なんでだろう?お家がせまいからかな?」「元気がないから、放してあげたほうがいいよ」と子ども達から声があがり、みんなの時間に、全員で観察した後、虫かごから出してあげることに・・・

 

虫かごを開けると、ふわっと羽ばたくアゲハチョウ。「バイバーイ!元気でねー!」みんなで見送りました。

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